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阿部圭吾 師範 八段 私は、1999年2月10日に、自身の空手組織である日本松涛館空 手協会を始めました。これは、もちろん日本における松涛館 流の一つに基づいていますが、「阿部流」も含まれています 。 では、ここに至るまでの経緯をご紹介いたしましょう。 私は15歳の時に、空手と柔道の稽古を始めました。四段にな った1958年、社団法人日本空手協会(以下JKA)に入会し、そ こで、他の先生方と共に、私の師匠となる中山正敏先生に出 会いました。中山先生は、先生が船越義珍先生だけではなく 、先生の息子の船越義豪によっても教えられたと教えてくれ ました。ですから、私の空手のスタイルは、義豪先生からの 影響もたくさん受けているわけです。現在使われている足幅を広く取る形と低い姿勢はこれを反映していま す。 その後、1965年にJKAの指導員になり、JKAの指導部に所属しました。そして、1985年にJKAの資格部長になり、1990年からは1999年1月31日に引退するまで社団法人 日本空手協会松野流の技術局長を務めました。積極的に空手活動をしている期間 、全日本空手選手権大会第一回大会で三位に、パリでの第二回世界空手道選手権 大会では、日本チームの主将を務めました。それから、1973年の日本空手協会国 際親善大会で主将を務め優勝、そして、全日本空手道選手権大会第二回、第三回 大会においても、東京代表として団体優勝いたしました。 私は常に、試合は武道における修練の一つの形であり、技術を磨くのに便利なも のだと考えています。しかし、最近の空手は試合に勝つことのみに焦点が当てら れ、皆がそれに向かって稽古をしているように思えます。これは事実から程遠い ことであります。私は、空手の真の目的は、強い精神と身体を鍛えること、更に は社会一般に貢献することを最終目標とした日々の修練に基づいていると信じて います。そこで、この真の空手における目的に気づくために、日本松涛館空手協 会を設立することになったのです。 日本松涛館空手協会の精神: 一、武術として護身術を学ぶこと 二、スポーツとして技術を上達させること 三、健康的な心身を発達させるための手段として、空手を楽しむこと 以上の精神を理解する空手家が私共に参加くださることを願ってやみません。 2001年九月 阿部圭吾 メールアドレス: Abe@jskajp.org
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